猫と一緒に暮らしていると、いろいろな行動を目にしますよね。飼い主なりにきっとこんな理由だろうと解釈している行動も、もしかすると意外な理由が隠されているかもしれません。
猫の行動の意味について書いていきます。
目次
あまり鳴かない
遊びに誘っても知らんぷり
夜行性のはずなのに夜に寝る
人の膝に乗る
撫でたところをペロペロする
旅行から帰ったら素っ気ない態度
新しいベッドにスリスリする
まとめ
あまり鳴かない
猫種の違いで鳴く頻度に差があり、性格による違いものもあります。
鳴く頻度には個体差があり、多くは性格によるとされていますが、猫種も関係しているといわれています。
シャムはよく鳴く猫種で有名です。同様のバーミーズやアビシニアンの東洋系で短毛の猫種も比較的よく鳴く傾向があります。反対にあまり鳴かない猫種は、ボイスレスキャットとも呼ばれるロシアンブルーや、野生の猫に近いとされるベンガルやエジプシャンマウはあまり鳴かないそうです。
遊びに誘っても知らんぷり
猫は心から安心できる環境でないと遊びません。食事や排泄と同様で遊んでいるときも無防備な状態になります。
まずは猫が安心して遊びに集中できる環境を整えることが大切です。そのうえで、おもちゃの動かし方を工夫して狩猟本能を刺激しましょう。夢中になって飛びついてきますよ。
夜行性のはずなのに夜に寝る
飼い主に都合を合わせて夜に寝る。
飼い猫の場合、飼い主が起きている時間は、ごはんをもらったり遊んでもらったりと本来の本有にかかわることがあり、それが習慣となり夜に寝る猫が増えてきたのでしょう。本来、猫は薄明薄暮性ともいわれ、明け方と夕方に活動が活発になる傾向があるので、早朝に起きて飼い主を起こそうとする猫が多いようです。
人の膝に乗る
警戒心の強い猫が乗るのは、安心できる場所です。ということは、好きな人の上でなければ乗らないということです。しかし、ある程度の信頼があれば、好きという気持ちよりもやわらかい、温かいなど心地よさから乗っている場合も多いそうです。
撫でたところをペロペロする
猫はキレイ好きなため、人の目ではわからない毛の乱れに違和感を覚えることがあり、毛並みを元に戻したいのでペロペロするそうです。撫でているときに猫が気持ちよさそうにしていたなら、撫でられたことが嫌だったのではなく、単に毛の乱れが気になったのでしょう。ザラッとした突起がある舌をブラシ代わりにして整えているのです。
旅行から帰ったら素っ気ない態度
飼い主のことを忘れたわけではなく、留守番中はひとりモードだったのが、すぐに子どもモードに切り替わることができないだけです。おいしいごはんをあげたり、おもちゃで遊んであげたりして、もう一度猫との関係を作り直し、留守番中の緊張や不安を取り除いてあげれば、また元のように甘えてきます。
新しいベッドにスリスリする
これは気に入ったから、自分のニオイをつけるためです。
警戒心の強い猫に新しいものは警戒の対象になります。新しいものは嗅いでに匂いを調べ、初めてのニオイであれば安心できる自分のニオイをつけているのです。たとえば猫ベッドを新調した場合に、その猫自身のニオイがたっぷりついたブランケットを入れてあげると、安心しやすく慣れるのも早くなります。
まとめ
勘違いしがちな、ちょっと意外な猫の行動について理解することにより、行動に隠された猫の気持ちや生態を知ることで、猫との仲がもっと深めて下さいね。