猫を飼う際は室内での飼育が推奨されており、実際に室内飼いをしている飼い主が多いです。
窓から外を眺める猫の姿を見て「外に行きたいのかな……」と考える飼い主もいるかもしれませんが、
室内飼いの猫に散歩をさせる必要はあるのでしょうか。

目次

猫に散歩は必要?
猫の健康のために
猫が部屋の中をウロウロと動き回るのは
まとめ

猫に散歩は必要?

ずばり、猫に散歩は必要ありません。
外は危険がたくさんあります。
室内飼いが推奨される理由として、猫が室外に出ることリスクが考えられます。
・脱走のリスク
・ほかの猫や犬、野生動物から襲われるリスク

・交通事故や盗難などのリスク
・猫同士のけんかや接触での病気の感染リスク
・寄生虫などの感染リスク
これらを防ぐため、室内での飼育が推奨されています。
上記のリスクが無い環境であれば、本来は散歩もよいのかもしれませんが、実際にそのように完璧な環境を整えるのは難しいですよね。
前述したように、さまざまなリスクがあるため、散歩をおすすめすることは難しいかもしれません。

猫の健康のために

猫が心身ともに健康でいるために、さまざまなリスクから猫を守るためには、やはり散歩は難しいケースが多いと思います。
ただ、いろいろな工夫をしてあげることはできます。
・お外が見られる窓を作る
・高低差のある壁を設置する

・キャットタワーを設置する
・好きな寝床をたくさん作る
・ご家族がかまってあげられるときに思い切り遊んであげる
・マッサージやブラシが好きな猫には積極的にスキンシップする
・食べるのが好きな猫ならおもちゃの中に食べ物を仕込んでひとりでも遊べるようにする
散歩以外の方法で、さまざまなアイディアで楽しんで毎日を過ごせたらいいですね。
多くの犬は散歩をするのが日課ですが、猫には散歩は必要ないようです。
充実したおうちライフを送れるよう、愛猫の好みを探しながら工夫を凝らしてみるのはいかがでしょうか。

猫が部屋の中をウロウロと動き回るのは

散歩に行きたいからではありません。
なにか要求があったり、ストレスサインの場合があるようです。
また、場合によっては病気の症状で、ウロウロと落ち着かない様子を見せることもあるそうです。
猫が家の中でウロウロするとき、次のような要求があると考えられます。
・お腹が空いている
 お腹が空いている猫は、飼い主に空腹を訴えるためにウロウロすることがあります。
 飼い主がごはんの準備をしていると、待ちきれずにソワソワとすることも。
・遊んでほしい
・トイレをキレイにしてほしい

遊んでほしいときやトイレを掃除してほしい場合も、ウロウロしていることがあります。
また、環境の変化などが原因で、猫がウロウロしている可能性もあるでしょう。
猫は狩りをして食料を得たり、安心できる寝床を確保したりするために「縄張り」を持つ習性があります。
室内飼いの猫の場合は、自由に行き来できる「部屋全体」が安心できる縄張りです。
その縄張り内でなにか変化があったり、不安やストレスを感じると、同じ場所を落ち着きなく何回もウロウロ歩き回ることがあります。
よくある原因としては、
・引っ越し・模様替えをした
・猫砂やフードが変わった
・使いづらい・汚れたままのトイレや食器を使っている
・新入りの猫がきた
・外猫が訪問してきた
などが挙げられます。

まとめ

猫に散歩は必要ありません。
外は危険がたくさんあります。
猫がなにを要求しているのかを飼い主が気づいてあげることが大切です。

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