鳴き声・動作から猫の気持ちを総合的に把握する猫語を覚えて猫ともっと仲良くなりましょうと、
『鳴き声で気持ちを読み取る』で書きました。
今回は、鳴き声で猫の状態を把握する方法を書きます。
これを参考にして猫との仲をさらに深めて下さい。

目次

「ニャ ニャ」と小刻みで小さい声
「アゥ アゥ アゥ アゥ」とリズミカルに小声で唸る
「ニャオー」とダミ声で低く長い声で唸り末尾が上がる
「シャー シャー」と息を一気に吐き出す
「ミャアォーウ」とややダミ声で連呼する
「ウニャウニャウニャウニャウニャ」ときわめて弱い声
「……」無言
まとめ

「ニャ ニャ」と小刻みで小さい声

希望が叶った瞬間に鳴く。あえて構わなくても大丈夫。
うれしい時に発します。飼い主に何かを言っているのではなく、一人で喜びの声を出している。
何もしないでそのままにしておく。
ニャだけであれば了解したで、ニャ ニャと続ける場合は喜びの表現です。
何かに夢中になっていたり、遊んでいる、駆け寄ってくるなどの行動を伴います。

「アゥ アゥ アゥ アゥ」とリズミカルに小声で唸る

エサを食べることに夢中になったときに発する。
声を出しながら夢中で食事をしている。この時の体の状態は、背筋をはまっすぐにし、耳を立て、しっぽは立っていないが力が入っている。
怒っているようにも聞こえるのですが、満足を表しています。
そのまま食事をさせてあげましょう。

「ニャオー」とダミ声で低く長い声で唸り末尾が上がる

ケンカ直前の状態でほかの猫に警告している。
首を動かして顔だけを相手に向けている。しっぽをゆっくり左右に動かしている。
この声で猫のケンカを止めに入るのは危険です。

「シャー シャー」と息を一気に吐き出す

相手を威嚇する時に発せられる。
体を縮めてしっぽを丸くしてお腹の下に入れている。
驚きの時にも発し、その時はしっぽを膨らませ、背中の毛を逆立てている状態です。
威嚇は人ではなく猫に対してする場合が多く、多頭飼いの場合は注意が必要です。
家出することがあるので、離して飼うなどの配慮が必要です。

「ミャアォーウ」とややダミ声で連呼する

発情期のメスが発してオスを誘う。
しっぽを横にして背中を少し反らして、お尻を上げたり、床に擦るようにする。
発情期は1週間で終了するが、その間は鳴き続けるので近所迷惑になることがある。
最近の飼い猫は避妊施術を受けているので鳴くことは少ない。

「ウニャウニャウニャウニャウニャ」ときわめて弱い声

寝言です。そのままにしてあげよう。
お腹を見せて寝るや丸まって寝るなど安心して、気持ち良さそうに眠っている。
猫は1日16時間も眠る。食事をしていたり、家の外を走り回っていたりする良い夢を見ているのかもしれない。

「……」無言

1人でいられることに満足している状態。あまり構わずそのままにしてあげよう。
目を細くして一点を見つめているようである。ボーッと物思いにふけっているようにも見える。
居心地が良く、幸せのサインでもある。
休息して、体力を温存している。邪魔をされるのが嫌なので、のぞき込むとか、カメラを向けると嫌がって場所を変えたり、目を逸らす。

まとめ

猫は鳴き声で何らかのメッセージを伝えようとしているのです。
人間のほうから積極的に鳴き声を理解して、猫の状態を読み取る姿勢が必要です。
猫との良い関係を続けて下さい。

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